ザ・プリンスパークタワー東京での装花 (制作本番編)
一昨日、
ザ・プリンスパークタワー東京での装花をさせていただきました。(下見編は
コチラ)。
お話をいただいたのは「
人間力大賞」という、日本青年会議所主催の別名「青年版国民栄誉賞」と呼ばれる賞。
全国に点在している「光り輝く傑出した若者たち」に対して、栄誉をたたえる賞だそうです。
私も祝賀会にも参加させていただきましたが、今年は、競馬騎手の武豊さんなども受賞されました。
グランプリである「内閣総理大臣奨励賞」は大野靖之さんという、アーティストの方が受賞。
こんな大舞台でお仕事させていただき、身に余る光栄でした。
制作したお花です。
①使用花材:藤蔓、どうだんつつじ、グロリオーサ。
テーマ:シンプルに3種で構成。いけばなならではの、高級感と空間の抜け間を意識しました。
②使用花材:青竹(割竹、丸竹)、オンシジウム、けむりの木、着色桑(紅白)etc…
テーマ:600名余りが参加する大きな会場で、一番後ろの席からも見栄えのする作品を意識しました。
解りずらいですが、全体を遠くから。
今回は、草月流と切っても切れない深い間柄のお花屋さんにご参加いただきました。
家元の作品には必ずといってよいほど、このお花屋さんが加わっています。
友人の計らいで、この道何十年のベテランの職人さんに助手していただいたので、大船に乗ったつもりでお仕事させていただくことができました。
割竹をしているSさん。
さすが!惚れ惚れしちゃいました。
二人で記念撮影。(これは撤去前に撮影。私も祝賀会に参加させていただいたのでこんなふざけた格好してますが、制作はちゃんとしました)
猛烈に快感こんな気持ち味わったの本当に久しぶり
というくらい、今回楽しく仕事させていただくことが出来ました。
この日に向けて、いけばなならではの世界
「大胆で繊細で品がある空間づくり」をテーマにデッサンと打ち合わせを重ね、当日は人間力大賞実行委員の方数名にもお手伝いに参加いただき、みんなで意見を言い合いながら作りました。
よい仕事、楽しい仕事の裏には、必ず
よい人との関係というのが隠されていると思います。
1人では出来ない仕事は尚更だと思います。
出来うる限り最高の美・最高の空間を目指し、力をあわせて一つのものを作り上げる。
やっぱり私、この世界好きだなー
心底、実感させていただきました。
最後にこのお話を下さりいろいろ気遣い下さったMご夫妻、一昨日から洞爺湖サミット会場を装花している敬愛する友人N、最初から最後まで心地よく楽しく仕事させてくれたベテランSさん、親身にお手伝いしてくださったYさん…、関係して下さった全ての方々に心からお礼申し上げます。
この経験を胸に、今後も更に精進します。
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